これからも脳と神経の新しい診療スタイルに挑戦します。


 平素は、東京脳神経センターをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
 2006年5月11日、東京・神谷町に当センターを開設してから、12年がたちました。おかげさまで本日までに、4万人を超す患者様の診断と治療を行い、不定愁訴の治療に貢献できましたこと、皆さまのご支援のたまものと感謝しております。

 30年来の研究の末、2005年に発見した「首こり病(頸性神経筋症候群:けいせいしんけいきんしょうこうぐん)」とその治療法はまさに、「不定愁訴は治らない」という医学界の常識を打ち破る画期的な発見でした。

 なんとなく体調が悪い……。病院で検査を受けたけれども、何の異常も見つからない……。長年悩み続けた、頭痛やめまい、胃腸障害、自律神経失調症状、慢性疲労症候群、うつ症状など、これらの原因不明の症状はストレスが原因だったのではなく、首の筋肉の異常に起因する症状だったのです。

 首こり病の治療は、痛み止めの薬に代表される一時しのぎの治療ではなく、不定愁訴の根本原因である「首のコリ」をとる治療です。そのために、治療による効果を期待できるのですが、一方で、首の筋肉の緊張を取り除くには長い月日がかかることが多く、患者様には、根気強く治療を続けるという強い意志をもって、病気に向き合ってもらわなければなりませんでした。

 その過程で、私たちの対応がいたらず、患者様にはつらい思いをさせてしまうこともあったかと思います。また、全国の方々から首こり病に関するお問い合わせを受けながら、十分な治療施設をご用意できていないなど、ご不便をかけている現状では、私たちが引き続き取り組まなければならない大きな課題だと考えています。

 私たちが望むこと、それは「患者様を不定愁訴から解放し、内面から元気になっていただく」ことです。完治した患者様から聞く言葉は、私たちにとって大変貴重で、何物にも代えがたいものです。

 皆さまの周りにも、何となくカラダが疲れる、体調が良くない、いつももと違う症状という方がいれば、是非聞いてみてください。「首が疲れ、痛みを感じることがありませんか?」そのような方がいれば、是非お問合せください。

 当センターのスタッフが丁寧にご説明させていただきますので、いつでもご相談ください。さまざまな症状を抱える患者様の苦しみが、少しでも改善するよう、また東京脳神経センターが皆様のお役に立てるよう、日々努力していくことをお約束いたします。心よりお待ちしております。

2018年

東京脳神経センター 理事長 松井孝嘉

松井孝嘉プロフィール

松井孝嘉博士は画像診断を世界で最も早くはじめたドクターであり、CTスキャナーの日本への紹介・導入・普及を、日本人として 最も尽力し、脳卒中死の激減に貢献した。
このことは、松井博士が最も誇りにしている。
デッドボールの実験をし、耳付野球ヘルメットを完成させ、この実験が基で、日本の工業基準を定め、毎年数人の死亡者を出していたデッドボール死を皆無にした。このとき、巨人軍の川上監督のV7・V8の頃で、王選手もボールを投げて、この実験に協力した。
著書「An Atlas of the Human Brain for Computerized Tomography」が世界中でベストセラーになり、医学書で初めての国際出版文化賞を受賞した。
頚性神経筋症候群(Cervical Neuro Muscular Syndrome)を20年前に発見しその後、試行錯誤を繰り返しやっと完成して驚異的治療実績をあげている。

学歴・経歴
  • 東京大学医学部 卒業 医学博士
  • 帝京大学脳神経外科 助教授
  • 大阪医科大学 助教授
  • 帝京大学 客員教授
  • 松井病院 理事長・院長
  • 東京脳神経センター 理事長
  • 日本脳神経外科学会 専門医・評議員
  • 日本脳卒中学会 専門医・評議員
  • Congress of Neurosurgeons 機関紙「NEUROSURGERY」編集委員
  • 東京女子医科大学 講師(非常勤)
  • 大阪医科大学(非常勤)
  • 愛媛大学(非常勤)
  • 東京大学同窓会連合会副会長
  • 日本脳神経CI学会 世話人、事務局長、第28回会長
  • 日本病院脳神経外科学会 事務局長、常任理事、第8回会長

髙倉公朋(たかくらきんとも)所長(左)と松井孝嘉(まついたかよし)理事長(右)

髙倉公朋(たかくらきんとも)所長(左)と松井孝嘉(まついたかよし)理事長(右)