学歴・職歴

天野 惠市(あまの けいいち)

昭和16年9月22日生まれ

昭和42年3月 :東京大学 医学部 医学科 卒業
昭和43年3月 :東京大学 医学部 附属病院 インターン終了
昭和43年4月 :東京大学 医学部 脳神経外科入局。東京大学医学部脳神経外科初代教授であった佐野 圭司教授に師事
昭和43年7月 :脳神経外科研究のため佐野教授推薦により北米に派遣留学。
米国エール大学ハートフォード病院 脳神経外科において W.B.Scovilleに師事。手術顕微鏡下手術(microsuregery)、脊髄・脊椎手術、脳動脈瘤手術について指導を受ける。
昭和44年7月 :エール大学 医学部 脳神経外科フェロー(Postdoctoral Fellow in Neurosurgery)として W.F.Collins教授、A.Taubに師事。
中脳網様体の電気活動に及ぼす大脳皮脂第二次体性感覚領の影響に関する基礎研究に従事(W.F.Collins)。この業績の一部に対してのちに東京大学から医学博士号授与。頭蓋内圧と随液波動の研究に従事(J.H.Galicich)。
昭和45年7月 :カナダ マックギル大学 モントリオール神経研究所脳神経外科レジデントとしてT.Rasmussen教授らに師事。
T.Rasmussen, W.Feindel,G.Bertrand,J.Stratfordから脳神経外科手術全般について指導を受ける。
G.Mathiesonより神経病理学の指導を受ける。
昭和46年8月 :帰国。東京大学医学部 脳神経外科に帰局 東京大学 医学部付属病院 医員
昭和47年6月 :東京大学 医学部 文部教官 助手
昭和48年9月 :東京警察病院 脳神経外科 医長
昭和50年4月 :東京女子医科大学脳神経外科 助教授
平成12年5月31日 :東京女子医科大学 退職
平成12年6月 1日 :財団法人 東京都民生委員事業協会 薫風園病院 病院長
平成13年3月31日 :薫風園病院 病院長 退任
平成13年4月 1日 :財団法人 富士脳障害研究所 附属病院(病院長・佐野圭司)に勤務
平成14年7月30日 :同上 退任

免許

1 医師免許 第195828(昭和43年4月30日)
2 日本脳神経外科学会 専門医 第522(昭和49年7月30日)
3 日本集中治療医学会専門医 第000001(平成元年2月~平成17年3)
4 厚生労働省 外国医師または外国歯科医師 臨床修練 指導医 認定番号 第2118(平成11年2月)
5 身体障害者福祉法第15条第1項指定医(東京都)第562号(平成11年12月1日)

学位

医学博士 東京大学 第3393(昭和49年9月25日)
論文:中脳中心灰白質近傍 網様体における細胞単一発射の研究

受賞

1:Scientific Exhibits Award(CT誘導定位脳手術装置):The 13th.Symposium Newroradiologicum(President Torgny Greitz),June1986,Stockholm,Sweden
2:労働基準行政の推進における長年の貢献に対して労働省より感謝状:労働基準法施行・労働省設置・東京労働基準局設置50周年記念のつどい、東京、平成9年11月
3:労働基準行政に関する功績に対し、労働省局長表彰
(労働省労働基準局長 伊藤庄平)平成10年11月23日付
4:労働行政に関する功績に対し、厚生労働省大臣表彰
(厚生労働大臣 長妻 昭)平成21年11月23日付

学会活動など

 日本脳神経外科学会専門医、日本集中治療医学会功労会員、日本てんかん外科学会特別会員、日本定位・昨日脳神経外科学会名誉会員、日本てんかん外科学会特別会員、日本定位・機能脳神経外科学会名誉会員、専門誌Surgical Neurology,Chicago USA(編集長 James I Ausman)論文査読委員、ヨーロッパ定位脳手術・機能的脳神経外科学会正会員(Fellw of the European Society for Stereotactic and Functional Neurosurgery)、日本救急医療財団評議員、厚生労働省東京労働局労災委員、労災保険診療報酬審査委員、奈良市観光大使など

広報活動

NHKテレビ放送医学番組「今日の健康」などに昭和57年以来、多数出演、NHKアーカイブに収録されている。
医師としての活動の様子や人物評価について医療関係以外の刊行物に紹介されてたものは以下のとおりである。

1 行天良雄、郡司達男、秋山信子、高鳥明、竹中司郎、中村彰良、須江誠執筆(NHK取材班):いま命を問う - 変わる誕生と死 -、P131~P133、死者への呼びかけ、日本放送出版協会 東京 1984(脳神経外科救急医療に従事する天野の活動を記録した)

2 伊藤正治 著:痛みのカルテ、P27~P30、中央公論社 東京1986(共同通信社の記者である著者が痛みの外科治療に従事する天野の活動を記録した)

3 天野正 著:一寸先は闇、東京都獣医医師会発行「東獣ジャーナル」第28巻 第12号 通巻第302号 P1,1990
 (獣医師 天野正 氏が脳腫瘍の手術を天野に受けた時の思いでを書いた)

4 直木賞作家 
榛葉英治(しんば えいじ)著:八十年現身の記、第10章 田園生活・直木賞受賞 P257~263、新潮社 東京 1993(著書の妻の脳動脈瘤の手術を行った天野の思い出が述べられている)

5 Anni Iwasaki著:Senyum Untuk Anakku, Penerbit PT Gramedia Pustaka Utama, Jakarta, Indonesia,1993
(脳腫瘍の手術のためにインドネシアから来日した患者・岩崎 理道 君の母が、天野に手術を受けた時の思い出をインドネシア語で単行本としてジャカルタで出版した)

6 吉岡克己:交遊抄、日本経済新聞 平成5年6月1日
(天野が推奨する健康法について日商岩井 常務取締役であった吉岡克己氏が述べている)

7 読売新聞 朝刊 平成12年9月9日 :「痴呆の原因などわかりやすく解説、14日、東京春日で」(日本医学協会主催 市民健康講座、すこやかクラブ、での天野の講演、{脳血管性痴呆とアルツハイマー痴呆、平成12年9月14日 於 東京文京区役所 文京シビックホール}を紹介)

8 平野貞夫著:ロッキーロード事件「葬られた真実」講談社 東京 平成18年7月
(天野が平成13年4月に月刊誌「新潮45」で発表した手記『児玉誉士夫の「喚問回避」に手を汚した東京女子医大、ロッキーロード事件「25年目の真実」』について、戦後の政治史上での歴史的意義を評価する論評がある)

9 平野貞夫著:昭和天皇の極秘指令 講談社 講談社プラスアルファ文庫東京 平成19年3月(天野が平成13年4月に月刊誌「新潮45」で発表した手記『児玉誉士夫の「喚問回避」に手を汚した東京女子医大、ロッキーロード事件「25年目の真実」』について、平成18年秋に天野と歓談し意見交換を行ったことが記載されている)

10 佐藤加奈 著:私の医療過誤裁判 夫を手術で失って 文芸社 東京 平成19年7月
(医療過誤で死亡した患者の遺族の求めに応じて医療訴訟に協力し天野が5回にわたって医学鑑定意見書を法廷に提出し遺族の訴えの正当性を医学の専門の立場から支援したことが記載されている)

一般向けの刊行物としては:
「脳の病気大解剖、あなたを変える脳の世界」銀座廣済堂、東京
「そこが知りたい脳の病気」新潮文庫、この著作の一部は国立国語研究所の現代日本語書き言葉均衡コーパスに収録されている。文庫本末尾の解説は元国会議員でタレントの経済学者栗本慎一郎氏が書いている。
「脳外科医が教えるボケ予防15か条」新潮社
「ボケずに長生きできる脳のはなし」新潮文庫、文庫本末尾の解説は前尾繁三郎(故人)元衆議院議長の秘書から参議院議員を経て政治評論家として活躍中の平野貞夫氏が書いている。