どこに行っても治らなかった病気が首で治せる 「首こり」症状のチェックポイント解説-2

今回は問診と症状との関係性についてのお話、その2となります。

問診表は、患者さんの訴える症状が、首疲労からきているものなのかどうかを見極めるためのものです。首こり病(自律神経異常)の問診表には30項目あるのですが、それぞれの項目について、前回に引き続いてご説明させていただきます。1回目では問診表の1~3まで解説させていただきました。

2回目の今回は、問診表の4から解説させていただきます。問診表の項目については前回の記事、あるいは東京脳神経センターの問診表をご覧ください。 それでは、問診表の症状チェックポイント解説その2に入りたいと思います。

【首こり度 問診表の症状チェックポイント解説-2】
4:  風邪をひきやすい。風邪気味のことが多い。
これは、首の筋肉の異常により、自律神経のバランスが崩れるために出る症状と考えられます。すぐに体調を崩す方は、この項目をカウントしてください。

5:  めまいがある。天井・外界がまわった。
6:  ふわふわ感。ふらふら感。なんとなく不安定。

めまいの原因が首こりの場合
・天井がぐるぐるまわる
・奈落に引き込まれるような感覚がある
・いつも船に乗っているようにふらふらする
・地面が揺れているようだ
などのタイプのめまいがあらわれます。病院でメニエール症候群などと診断される人も多いようです。

7:  吐き気がある。食欲不振。胃痛不快感。飲み込みにくい。
内科検診を受けても異常が見つからない場合は、首こり病からくる吐き気である可能性があります。

8:  夜、寝つきが悪い。目覚めることが多い。
首の痛みで寝つきが悪くなったり、睡眠中に痛みで目が覚めたりすることがある人は、この項目をカウントしてください。

9:  血圧が不安定である。血圧が200前後になる。
10: 暖かいところ、寒いところに長くいられない。

これらも、自律神経の異常によって起こります。首こりの場合、血圧が高い時と低い時の上下幅が大きくなりすぎることが多くあります。また、暖かいところにいると気分が悪くなったり、寒いところから暖かいところに行くと顔が赤くなってなかなか戻らないという場合もあります。

11: 汗が出やすい。汗が出にくい。
普通にしていても汗がだらだら出てくるような人は、この項目をカウントしてください。夜間に何度も下着を替える人もいます。

12: 静かにしているのに心臓がドキドキする。急に脈が速くなる。
「動悸(どうき)」「心悸亢進(しんきこうしん)」とよばれる症状で、自律神経の異常が原因です。体を動かしているわけでも、心臓が悪いわけでもないのに急に脈が速くなるようなら、首こり病の可能性があります。

13: 目が見えにくい。像がぼやける。
14: 目が疲れやすい。目が痛い。
15: まぶしい。目を開けていられない。

首の筋肉を傷めることで自律神経に異常が起き、瞳孔が開きっぱなしになるために出てくる症状です。

16: 目が乾燥する。涙が出すぎる。
17: 口が乾く、つばが出ない。つばが多い。

目薬をさして目を休めても「ドライアイ」の症状が良くならない場合、首の治療で完治する可能性があります。涙が出すぎる人もいます。また、つばが出すぎたり、出なくて口の中が乾燥する人もいます。

18: 微熱が出る。その原因が不明である。(37度台、38度台になる場合も含む)
慢性的に微熱があるのに、血液検査などあらゆる検査を受けても異常がない場合、首の異常が原因であることがあります。

19: 下痢をしやすい。便秘・腹痛などの胃腸症状がある。
胃腸の働きを司っているのも自律神経です。自律神経の異常から胃腸が正常に機能しなくなり、これらの症状が出ることがあります。

20: すぐ横になりたくなる。昼間から横になっている。
これは、首こり病の最大の特徴です。首の筋肉が疲労して頭を支えられなくなっているため、横になって首を頭の重みから解放するとラクになるためです。

21: 疲れやすい(全身倦怠)。全身がだるい。
首こり病で自律神経の失調が起こると、体中の調節機能の働きが悪くなり、その結果、全身に倦怠感が生じます。

22: 何もする気が起きない。意欲、気力がない。
24: 気分が落ち込む。気が滅入る。
25: ひとつのことに集中できない。
26: わけもなく不安だ。いつも不安感がある。
27: イライラしている。焦燥感がある。
28: 根気がなく、仕事や勉強を続けられない

比較的軽度の25、27、28を放置していると、22、24、26などの重い症状に発展することが多いようです。「認知症では・・・」と心配している人も、首こり病の場合があります。

23: 天候悪化の前日、症状が強くなる。天気予報がよく当たる。
これは、気圧が筋肉の状態に影響するために起こると考えられます。気圧が下がり始めると症状が悪化し、雨が降って気圧が低いときでも、気圧が一定であれば症状の悪化は止まることが多いのです。

29: 頭がのぼせる。手足が冷たい。しびれる。
「冷え性」は、自律神経の失調による典型的な症状です。上半身には「ほてり」や「のぼせ」があるというケースも多く見られます。

30: 胸部が痛い。胸部圧迫感がある。胸がしびれる。
心臓に異常がないのに、こうした症状が見られる場合、首の異常が原因であることが多くあります。「喉がつまっているような感覚がある」という患者さんもおられます。

みなさんは、前回と今回の問診表で、いくつ当てはまったでしょうか?
こうした原因不明の体調不良は不定愁訴と呼ばれているものです。もしも5項目以上当てはまった人は、首の筋肉の異常により起こる首こり病(頚性神経筋症候群)の可能性がありますので、いちど診察することをおすすめします。

・4項目以下の人・・・・・・特に問題なし
・5~10項目の人 ・・・・・・軽症
・11~17項目の人 ・・・・・中症
・18項目以上の人 ・・・・・重症

■首こり病外来についてのご案内

うつ、慢性疲労、パニック障害、更年期障害(難治性)は、自律神経を疑ってみる。

スマホ首病が日本を滅ぼすより抜粋/一部修正)
現在、数多くの方が、原因不明の体調不良で苦しんでいます。

慢性的に疲れていたり、朝からだるく、病院に行っても原因不明。
首、肩、背中が痛くて整形外科に行っても異常なし。
船に乗っているようにフワフワするので耳鼻科に行っても異常なし。
吐き気、胃部不快感で内科に行き内視鏡検査でも異常なし。
動悸に悩み心臓や循環器系の病院を受診したが異常なし。

このように体の不調を感じて病院にかかっても、その原因が特定できないことがとても多いのが現状です。こうした、さまざまな自覚症状があるのに、検査をしても原因が判明しない症状のことを“不定愁訴(ふていしゅうそ)”と呼び、首こり病の典型的な症状です。

首こり病(自律神経異常)の問診表からもわかるように、症状が多く、少なくとも10以上の診療科科目にわたります。ひとつの科目では対応できないため、さまざまな病院を巡ることになってしまいます。何十か所もの医療機関を受診したという患者さんもいるほどです。

ある患者さんの場合、最初は内科でした。そこでは更年期障害と診断されたわけですが、軽快することはありませんでした。次は整形外科、その次は耳鼻科へ行き、最後に助けを求めたのが心療内科でした。患者さんによっては、このほかに消化器科、循環器科、神経内科、眼科などを経由してくることもあります。

最後にたどり着いたのが、心療内科、あるいは精神科という人は、この病気の患者さんに見られる典型的な例です。いくら精密な検査をしてもからだに異常が見つからないので、きっとこれは心の病気だろう、という結論に達してしまうわけです。

心療内科ではSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの抗うつ剤を出されるだけ、というケースがほとんどです。

しかしどれは単なる思い込みであり、正しい判断ではありませんでした。“この病気”は心の病気とは関係のない器質的疾患であることがほとんどです。精神病である大うつ病と、自律神経性うつ病の違いについては、また別項目で取り上げることにしましょう。

さて、この病気について私(松井孝嘉医師)が到達した結論をもういちど整理しておきましょう。

首の筋肉が異常をきたし、それが原因となって自律神経、特に副交感神経の働きが弱まってしまい、そのためにさまざまな症状を心身に引き起こしているのです。ですから、たとえ抑うつ症状が認められても、新しい器質的な別の病気ですから、心療内科や精神科では治すことはできません。結局、どこへ行っても、どんな薬を飲んでも治ることはないのです。

私の発見した治療では、この病気(首こり病)の原因である首の筋肉、それも異常を起こしている筋肉を治療するので、治療が終わればすべての症状が消失して、再び症状が出ることはほとんどありません。うつ症状も98%以上治癒しています。薬を飲む必要も、一切なくなります。再発は極めて低いと考えてください。

こうした不定愁訴の原因の多くは、首の筋肉の異常にある・・・1978年に私が発見してから約40年。今なお、その事実をわかっているドクターは、日本中を探してもほとんどいないのが現状です。

いったいそれは、どうしてなのでしょうか?

ひとつには、現在の細分化された医療体制を挙げることができます。私は脳神経学会と、その関連学会に所属しており、そこで首が原因のさまざまな病気の現状や、研究結果などを発表しています。

しかし、私は内科、精神科、耳鼻科、眼科、循環器科、消化器科、整形外科など各学会の会員ではありません。すると、ほかの専門科のドクターに、この病気の存在を知らせることは大変難しくなります。

筋肉は本来、整形外科の領域になります。ところが整形外科医の多くは硬い骨と間接ばかりに関心があり、筋肉を専門にしているドクターはほとんどいないというのが現状です。

人体は依然として神秘に包まれており、まだわからないことばかりです。首こり病(頚性神経筋症候群)について言えば、松井式治療法によって治癒に向かうという事実を積み重ねています。それにより、首の筋肉の異常と自律神経(副交感神経)の異常に相関関係があることはわかっています。しかしその学術的根拠を提示するには、さらなる研究成果の積み上げが必要です。(「スマホ首病が日本を滅ぼす」より)

ただし、このような症状は、すべて自律神経失調症、首こり病だとは限りません。下記のような危険なケースもありますので注意が必要です。
■首こり・自律神経失調症よりも危険なケース

■2019年6月 頚部の低周波治療によって、数々の不定愁訴が改善する研究論文(英文)が、イギリスの学術誌BMC Musculoskeletal Disordersに掲載されました。

首こり病で自律神経失調となった患者さんは 誰も理解してくれない原因不明の体調不良に苦しみます。

『スマホ首病が日本を滅ぼす』より抜粋】

日本語には「肩に重圧がのしかかる」とか「重荷を背負う」という言葉があります。昔から、重荷に打ち勝とうと熱心に仕事をしていると、いつしか前かがみになり、猫背になって耐えしのごうとしてきました。

それは現代のパソコンを使った社会でも同じかもしれません。集中して仕事に打ち込めば打ち込むほど、頭が前方へとせり出し、背中は丸まり、少しうつむきながらの姿勢になっていきます。この時、肩や背中より、もっと重荷がのしかかっているのが首なのです。

首こり病にかかった時、病院などでは一般的にどのように対処しているのでしょうか。Aさん(30代半ばの女性)の発言を例に具体的に見てみましょう。

「内科、脳神経外科、整形外科、耳鼻科・・・いろいろな病院を回りました。結局、最後は心療内科に行かされました。心の病気、うつ病という診断でした」

Aさんが東京脳神経センターを訪れたのは、さんざん病院巡りを繰り返して後でした。どこにでもいるようなごく普通の会社員の方です。ただ、表情に関しては非常に暗く、こう言っては失礼ですが、三十代半ばという実年齢よりやや老けて見えたことは覚えています。

「きっかけは二年前くらいだったでしょうか、仕事中、急に動悸がしはじめたんです。すぐに良くなるだろうと放っておいたんですが、そのうちに手がしびれたり、手足が冷たいのに上半身が熱くてのぼせたり、肩こりもひどかったですね。で、仕方なく内科へ行ったら、あっさり『これは更年期障害です』と言われました。こんな年でもなるんだ、とショックでした」

そして、Aさんは安定剤を処方されました。

「でもまったく良くならなくて、そのうちに、肩こりだけじゃなく、首の後ろや頭まで痛くなってきました。特に夕方になると、張ったような痛みが出てきて、仕事になりませんでした。それで整形外科に行ったんです。念のためということでCTを撮りましたが、どこにも異常はありませんでした。『きっとストレスのせいでしょう。スポーツでもして気分転換をしたらどうですか?』と、お医者さんから言われました。カオイロプラクティックやマッサージにも通ってました。めまいの症状もあったので、それが元凶なのかと思って耳鼻科にも行きました」

そうAさんは話すと、ここからが大変でしたとため息をつきました。

「だんだん疲れが取れなくなってきて、朝、起き上がれなくなりました。遅刻ばかりでいつも上司に叱られました。気が滅入って、仕事もおっくうで、ついには会社を休むようになりました。ちょうど決算期の忙しい時期だったので、同僚からは白い目で見られていました。陰で“あのひとは怠け者だ”と、誰も理解してくれませんでした」

誰も理解してくれない・・・原因不明の症状を抱える患者さんに共通する切実な訴えです。

首こり病という、この病気の大きな問題は、周囲の人の理解が得られないこと。見た目にはなんら健康な人と変わりありませんし、また、がんや心臓病にように直接命にかかわってくる症状には見えませんから、どうしても周囲の人から病状を軽く見られがちです。

いつも一緒に働いている職場の同僚でも、本人がどんなに苦しんでいるかをわかりません。今日は調子が悪いと言えば、

「また怠け病がはじまった」
「精神がたるんでいるからだ」
「気の持ちようでしょう」

などと陰で言われ、あるいは面と向かって言われ、会社内で孤立している患者さんがたくさんいます。

それは家庭内でも同じ。症状が進行すると、Aさんのように出勤することさえ困難になってきます。朝はベッドから起きられず、部屋に引きこもりがちになり、笑顔がまったくなくなり、いつも暗い表情で横になっている。

そんな状況が続けば、長年連れ添ったご夫婦であっても

「会社に行きたくないだけでしょう?」
「いつまでこんなことをしているの?」
「家のローンはどうずるの?」

と、深い溝が生まれ始め、ぎくしゃくとした関係になります。

「誰にも理解してもらえない・・・」原因不明の体調不良を抱えて東京脳神経センターを訪れた患者さんたちは、そのほとんどが口々にこのようなことをおっしゃいます。そのつらさは痛いほどわかります。この病気はからだだけでなく、人間関係の悪化をも招いてしまいます。Aさんも、自分の苦しみを誰にも理解してもらえないつらさを感じていました。

しかし唯一、Aさんの理解者がいました。それは彼女のお母さんです。

「母だけは心配してくれました。私の病気をいろいろと調べてくれて、これは精神的な病気では?と教えてくれて、名医として有名な先生の心療内科にかかりました。そこでうつ病と診断され、今は会社を休職しています。抗うつ剤を処方され毎日飲みましたが、効き目を実感できず、二倍量、三倍量と増えました。しかし気分は良くならず、何か新しい訴えをすると、その度に別の薬が増えて、今では十数種類の薬が処方されています。薬漬け状態です。何も変わらないのでやめたいと先生に言っていました。そんな折に記事で“首こり病”のことを知りました。もしかしたらこの病気ではないのか・・・と思ったのです」

診察に訪れたAさんの問診表を見ると「はい」の数が18個ありました。これはもはや重症の部類でした。彼女がひとりで抱えたつらさは相当だったはずです。

診察・検査・診断後、すぐに治療に入りました。幸いAさんは真面目な方でしたので、きちんと二日に一度、治療に通ってくれました。一種間もすると、頭痛、首こり、肩こりが軽くなり始め、今までなかった笑顔が見られるようになりました。二週間後には気分の落ち込みといった精神症状が取れ、抗うつ剤の量を約三分の一にまで減らすことができました。

Aさんは「人生が楽しく感じられるようになりました」と嬉しそうな笑顔を見せながらも、不思議そうにおっしゃっていました。最後の方まで動悸とめまいだけは残りましたが、このふたつの症状も含め、およそ2ヵ月後にはほとんどの症状が消失しました。

Aさんは、“あれもしたい、これもしたい、ものごとすべて前向きに考えられるようになり、本当に生まれ変わったようだ”とおっしゃってました。 (『スマホ首病が日本を滅ぼす』より抜粋)

■ 自律神経の機能を検査する 自律神経ドックを開始しました。

※東京脳神経センター


首こりが消えれば不調が消える。 首こりを治せば、間違いなく人生が変わる。

今回は・・・首こりと、パニック障害やうつ、慢性疲労など、深刻な自律神経失調症との関係について触れた『スマホ首病が日本を滅ぼす(ワニブックス)』から、その一部をご紹介します

自律神経とは、意識とは関係なく、生物が生きていくためのさまざまなからだの働きを自動制御するシステムです。「交感神経」と「副交感神経」をアクセルとブレーキのようにバランス良く使って、人間のからだの調子を整えています。

首は、脳と全身とをつなぐ通り道・・・しかも、とても細くて弱いパイプラインです。この細いパイプラインに、背骨、気道、食道、血管、自律神経を含む神経系などがきちっと収まって通っています。ところが、首の筋肉がこってしまうと、神経の働きに影響が出てしまうのです。

それはなぜか?

副交感神経の働きが悪くなり、自律神経のバランスが崩れ、働き方の調子が狂うと「自動運転」が上手く機能しなくなってしまうからです。

その結果、多くの場合、次の16の病気・症状のうちのどれか、もしくは複数があらわれます。それは、緊張型頭痛(後頭神経痛)、めまい(ふわふわ、ふらふらも含む)、パニック障害、更年期障害的な諸症状、動悸、慢性疲労、多汗症、不眠症、血圧不安定症、下痢・便秘、起立性調節障害などです。

これらの病気・症状は、いずれもからだの調節機能である自律神経の乱れによる病気・症状なので、まるで機械の調節つまみの位置がズレてしまったかのように、普段と比べてなんとなく調子が悪いという違和感を感じるようになります。

他人には自分のつらさがわかってもらえないことが多く、医療機関で検査を受けても、ほとんど異常なしという結果に終わります。そのようなことが患者さんを孤立させ、悩みを深くさせてしまうのです。

先ほどの諸症状は、まさに自律神経失調症の典型的な症状です。その症状が長く続いたり、ひどくなってくると日常生活にも支障をきたすようになり、やがて抑うつ状態へと陥るケースが少なくありません。

自律神経の乱れから発症する「うつ病」は、進行するにしたがって自殺念慮を持つようになるという特徴があります。まずは首こり~首こり病が発端となり、自律神経の乱れ(自律神経失調)、さまざまな全身の不調へと拡大し、精神も蝕んでいくという、この病気の仕組みを理解することが大切です。

そして、心身がそんな深刻な状態にならないように、からだの不調を感じたら、まずは首こり病を疑い、しっかりと診断を受けた後に治療することが大切です。しかしながら先ほどの諸症状・・・緊張型頭痛、めまい、パニック障害、更年期障害(難治)、難治性むちうち症、慢性疲労、ドライアイ、多汗症、不眠症、機能性胃腸症・過敏性腸症候群(下痢・便秘など)、機能性食道嚥下障害、血圧不安定症、VDT症候群、ドライマウス、起立性調節障害、そしてそれらを統合した自律神経失調症・・・・その先にある自律神経性うつ病、これらの病気・症状は、これまで治すのが困難だと言われていました。

しかし松井医師(東京脳神経センター理事長/ネッククリニック福岡・ネッククリニック大阪・ネッククリニック名古屋・ネッククリニック愛媛)が確立した診断法・治療法によって、よほど困難なケースを除いて、首こり病を治すことで治癒、改善または完治できるようになっています。
ワニブックス社「スマホ首病が日本を滅ぼす」より抜粋 )

■ 自律神経の機能を検査する 自律神経ドックを開始しました。

大阪の朝日カルチャーセンター開催した、首こりにより発症する「自律神経失調と頭痛」のセミナーは、おかげさまで大好評でした。

8月25日(日)、13時より朝日カルチャーセンター中之島で首こりにより発症する「自律神経失調と頭痛」のセミナーを開催させていただきました。
おかげさまで当日は50名近い参加者の皆様で会場が満席となり、大盛況でした。
自律神経とは何か、自律神経はどのような働きをし、不調になるとどのような症状になるのか・・・

また頭痛では、頭痛のさまざまな種類や、頭痛によって温めた方がいいのか、冷やした方がいいのか、また頭痛薬によってかえって頭痛を悪化させてしまうことなど、わかりやすくご説明させていただきました。

こうした症状の大きな要因に首こりがあり、その首こりを日常的にどうケアすればいいのか・・・など、北條先生が実際に目の前で実演させていただきました。
さらには、質疑応答の時間にも、さまざまな疑問が寄せられ、閉場後も個別に体調不良や頭痛に関するご相談にできるかぎりお応えさせていただきました。

首こり専門の治療院「すっきりセンター大阪」や「ネックセラピー名古屋」に併設している「ネッククリニック大阪」「ネッククリニック名古屋」では北條先生がひと月に1度、または隔月で診察もしています。

もしも慢性疲労、うつ、めまい、動悸、胃腸の不調、冷え・のぼせ、眠れない、起きられない・・・など原因不明の体調不良・自律神経不調がござましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。

診察のご案内や、治療についてのご案内などさせていただきます。
■すっきりセンター大阪 06-6342-5011
■ネックセラピー名古屋 052-533-0190
■すっきりセンター博多 092-483-0170
■すっきりセンター松山 089-909-3830

今後も、こうした自律神経・頭痛をテーマにした首こりセミナーの開催を各地で予定しています。どうぞご期待ください。

首こり病の原点である著書を充実化させた「スマホ首病が日本を滅ぼす」ご紹介

タイトルは「スマホ首病」となっていますが、世の数々の首こり関連書籍の原点ともいえる「首を治せば病気が消える」の内容を、最新の情報を追加するなどして充実化させたのが、この「スマホ首病が日本を滅ぼす(ワニブックス)」です。

首こり病の正式名称は、松井医師が学会発表した『頚性神経筋症候群(頚筋症)』。これは、首の筋肉の異常なコリにより12対ある脳神経のひとつ、迷走神経に影響することで、めまい、うつ、パニック障害、動悸、発汗、慢性疲労など、様々な原因不明の体調不良を発症します。

この「スマホ首」という言葉も松井医師が使い始めたもので、今やピップエレキバンはじめ、一般的にも使われ出しています。新書サイズで、とても読みやすいので、ぜひご一読いただければと思います。


【松井医師の言葉:著書より】スマホの爆発的な普及により、今までは考えられなかった奇異な社会現象が起きています。そのメカニズムと被害の実態について、日々多くの患者さんの首を診察するドクターとして警告を発します。あなたのからだと心を壊す“スマホ首”に警鐘を鳴らすのが本書の重要な目的のひとつです。

ダヴィンチ書評

■書籍はこちら 『スマホ首病が日本を滅ぼす』

原因不明の体調不良、自律神経が原因かもしれません。

頭痛、めまい、自律神経失調症、うつ状態、パニック障害、ムチウチ、慢性疲労、胃腸不良、難治性の更年期障害・・・こんな不調に悩んでいませんか?長年、自律神経失調の治療に携わってきた松井孝嘉先生は、こうした不調の原因が「首(自律神経)」にあることを、著書や研究論文などで発信し続けています。その知られざるメカニズムと、みるみるカラダがよみがえる治療法&予防法の一部を、その著書よりかいつまんでご紹介します。

自律神経には「アクセル」と「ブレーキ」がある

よく知られるように、自律神経には「交感神経」と「副交感神経」とのふたつがあります。

交感神経は、心と体を「がんばるモード」にシフトする神経です。これを「戦闘モード」と言い換えてもいいかもしれません。

この神経は、仕事で緊張したときや身の危険を感じたとき、スポーツや人間関係で何かを争っているときなど、“ここぞ”というときに優位になります。そういった場面でより力を生み出せるよう、心拍数や血圧を上げ、呼吸を速くし、血管を収縮させて、心と体を焚きつけるように働くのです。

これによって胃腸の動きは鈍くなります。言うなれば交感神経は、よりがんばるための「心身のアクセル」のような役割を果たしているわけです。

一方の副交感神経は、心と体を「リラックスモード」にシフトする神経です。

こちらの神経は、安心してくつろいでいるときや寝ているとき、気持ちが癒されているときなどに優位になります。よりゆっくりと休めるように、心拍数や血圧を下げ、ゆったりした呼吸にし、血管を拡張させて、心と体を落ち着かせるように働くわけです。

これによって胃腸の動きは活発になります。副交感神経は、よりリラックスするための「心身のブレーキ」のような役割を果たしているといっていいでしょう。

なお、この「アクセル」と「ブレーキ」は、両方がバランスよく使われていてこそ、うまく機能するものです。車やオートバイなどもそうですが、スピードを上げたいときは「アクセル」を踏む、スピードを落とすべきときは「ブレーキ」をかけるといった絶妙のコンビネーションが成り立っていて、はじめてうまく運転できるものです。

それと同じように、人間の体も「交感神経というアクセル」と「副交感神経というブレーキ」をバランスよくかけることができないと、自分という“車体”をうまく乗りこなせないようにできているわけです。

しかし、この「アクセル」と「ブレーキ」がうまく機能しなくなったら、いったいどうなることでしょう。スピードが出すぎたり、ブレーキが利かなくなったりすれば、自分という“車体”が操縦不能になって、あっという間に事故や問題を起こしてしまうのではないでしょうか。

すなわち、自律神経の失調状態とは、このように「交感神経=アクセル」と「副交感神経=ブレーキ」のバランスがとれなくなってしまった状態のことを指しているのです。

首の筋肉異常をきっかけとして、「アクセル」と「ブレーキ」の配線が混乱を起こし、「胃腸の調子がおかしい」「動悸や息切れがする」「体温がうまく調節できない」「血圧が安定しない」といったさまざまな“故障”が、次から次に“車体”のあちこちに出てきてしまうわけです。

「首こり」が自律神経を乱す

では、首疲労による自律神経失調では、「アクセル」と「ブレーキ」にどのような問題が生じているのでしょうか。

これは、どうやら「ブレーキ」側に問題があるようです。

副交感神経のほうが失調をきたし、その結果、相対的に交感神経のほうが優位な状態が続くことになってしまう。すなわち、「副交感神経というブレーキ」の利きが悪くなったために、結果的に「交感神経というアクセル」をずっと踏み続けているような状態になってしまうとみられるのです。

これは人間の心身にとって、たいへん危険な状態です。交感神経は“ここぞ”というときに「戦闘モード」になって力を出すためのシステム。それが「アクセル」を踏みっぱなしで、常時「戦闘モード」のような状態になっていては、心も体もすぐにエネルギー切れになって燃えつきてしまいます。

休みたくても「ブレーキ」がうまく利かないから休むこともできない。それで、心身が疲弊しきって“燃えカス”がくすぶっているような状態のまま、延々と走らされるようなハメに陥ってしまうわけです。

こんなひどい状態では、心や体の機能が大きく落ち込み、さまざまな“故障”が発生するのも当然でしょう。

自律神経失調症というのは、このように心と体のコントロール機能がアンバランスになってしまう病気なのです。

ちなみに、自律神経失調症は、長らく“治療のしようがない病気”と見なされてきました。病院を受診しても、たいていは当面のつらさや痛みをごまかす薬を出されるだけ。その薬が切れればまたつらくなるうえ、神出鬼没というほどあちこちにいろいろな症状が現われるのです。

それで、体のあちらこちらで悲鳴が上がるたびに、薬に頼って症状をごまかす。そんな“堂々巡り”を繰り返すうちに、すっかり“薬漬け”になってしまう患者さんもたくさんいらっしゃいました。

しかし、その病気が首の筋肉疲労をとることによって“完治可能”となったわけです。現在のところ首疲労治療は、自律神経失調症を根治させることのできる治療法といっていいでしょう。
◆自律神経機能を検査する「自律神経ドック」

松井先生 近著:自律神経が整う 上を向くだけ健康法

原因不明の数々の体調不良の治療に関する研究論文が イギリスの医療・学術ジャーナル「BMC Musculoskeletal Disorders」 に掲載されました

東京脳神経センター(理事長・松井孝嘉)の研究チームが複数の不定愁訴を伴う難治性むち打ち症の入院患者を対象に独自に開発した頚部筋群への物理療法を行なった結果、退院時には殆どの全身の不定症状が80%以上の回復率を示しました。

その成果を報告した英字研究論文がイギリスのBMC Musculoskeletal Disordersに掲載されました。

実は松井医師の首こり病(頚性神経筋症候群)の研究の端緒になったのが頭部打撲・むち打ち症でした。

 当時も今も、むち打ち症の患者の多くが原因不明の体調不良に悩まされていました。首(頚筋)を触診すると一様に特有のコリが見られ、これによって頚筋のコリと原因不明の体調不良とは関係性があるのではないか、ということから研究し、臨床を重ね、不定愁訴の原因である「頚性神経筋症候群(首こり病)」を発見。試行錯誤の結果、治療法を確立しました。

 首こり病は筋肉の少ない女性に多く、近年では幼少時代に屋外で遊ぶことの少なくなった若い男性も増加しています。パソコン、スマホ、家事、介護・・・など下を向く習慣から発症し、頭痛、めまい、うつ、動悸、パニック障害、冷えのぼせ、ドライアイ、ドライマウス、多汗、血圧不安定など原因不明と診断される数々の体調不良を訴えます。

以下にプレスリリースの内容を記載させていただきます。

<全身の不定愁訴を伴う「むち打ち症」の病態解明・原因療法確立への突破口>

 東京脳神経センター(理事長・松井孝嘉)の研究チームが複数の不定愁訴を伴う難治性むち打 ち症の入院患者を対象に独自に開発した頚部筋群への物理療法を行なった結果、退院時には殆ど の全身の不定症状が 80%以上の回復率を示しました。その成果を報告した論文が BMC Musculoskeletal Disorders に掲載されます。(日本時間 2019 年 6 月 5 日 9:00)

 むち打ち症(頚椎捻挫)は交通外傷の中で最も多い傷害ですが、難治症例が多く見られ、医療 の分野のみならず社会問題にまで発展しています。難治性むち打ち症の患者は、頚以外の器官に 直接的な損傷が認められないにも関わらず、全身の不定愁訴を伴うことが特徴です。  本研究は、頚部筋群の緊張や攣縮が、全身の不定愁訴に関与していることを示した世界初の知 見であり、難治性むち打ち症の病態解明および原因療法開発の突破口となるものと考えます。

【研究の背景】

 むち打ち症(頚椎捻挫)は、国内外の交通外傷の中で最も多い傷害です。一般的に、「捻挫」や 「打撲」は、最長でも 1 か月以内の局所の安静や消炎鎮痛処置によって治癒しますが、むち打ち 症に限っては症状の長期化で苦しんでいる難治性の患者が多く存在します。

 しかし現時点におい て、むち打ち症についての確定診断は存在せず画像所見も確立されていません。その結果、自賠 責保険などの補償期間も限定されて後遺障害としても認定されず、患者自身が自覚症状を訴え続 けても周囲の理解や同意が得られないのが現状です。

 難治性むち打ち症の最大の特徴は、一般的な「捻挫」や「打撲」が局所の症状を訴えるだけで あるのに対して、その症状が頚以外の全身に及ぶ、いわゆる「全身の不定愁訴」を伴うケースが 多いことです。全身の不定愁訴は、肩こり、頭痛のみならず、めまい、動悸、吐き気、胃腸障害、 視力異常、口渇感、多汗症、冷え症、不明熱、血圧不安定、全身倦怠感、さらには、不眠、うつ 状態、強迫観念、焦燥感などの精神症状など多岐に及びます。

 患者は愁訴に応じて多くの医療機 関を受診しますが、多くの場合は治癒することなく、最終的には精神科に紹介されているケース が多く見られます。それでも治癒は難しく、患者は「泣き寝入り」して我慢するか、中には裁判 となるケースも散見されます。

 東京脳神経センター(下記、施設概要)では、松井病院(香川県観音寺市村黒町 739 番地)と の共同研究で、難治性むち打ち症の病態解明と原因療法の確立を目指して、10 年以上に渡って全 身の不定愁訴を訴えるむち打ち症患者を対象とした治療に取り組んできました。

【研究成果の概要】

  2006 年 5 月~2017 年 5 月までの 11 年間に、東京脳神経センター(以下当センター)または松 井病院を受診した交通事故によるむち打ち症患者の中で、通常の外来治療では治癒せず、かつ頚 以外の部位に 2 つ以上の愁訴を訴えて入院となった患者全 194 名(男 82 名、女 112 名:平均年齢 45.6 歳)を対象としました。

 患者に対して、頚部のみに対する低周波電気刺激療法(SSP と pain topra)と遠赤外線照射を 1 日に 2 度おこないました(図 1)。本治療法は、当センターの松井孝嘉理事長(脳神経外科)が 独自に開発したもので、従来の治療法に比べて、頚部の筋肉の拘縮・攣縮(コリ)を著明に改善 させる効果を示すことが実証されています。

 他の治療介入(薬物療法や物理療法)は一切おこな いませんでした。全身の不定愁訴としては、当センターの経験から最も多い 22 愁訴(図 2)を対 象として、入院時と退院時(平均入院日数:46.1 日)における問診票に基づき、全愁訴数、およ びそれぞれの入院時の不定愁訴の回復率を解析しました。

 全患者の愁訴数は、入院時は 13.1±4.1(平均±標準偏差)でしたが、退院時には 1.9± 1.2 にまで著明に減少しました(P<0.0001)。入院時に 4 つ以上の愁訴を訴える患者数は 99.0%に上り ましたが、退院時には 7.7%にまで減少しました。16.0%の患者さんは全くの無症状(愁訴数ゼロ) にまで回復しました。

 愁訴別の患者数を解析すると、退院時にはうつ症状や強迫観念は全例(100%)が回復し、他の 殆どの全身症状も 80%以上の回復率を示しました。 ところが、興味深いことに、直接刺激をしている頚や肩の症状の回復は 50~60%に留まりまし た。これは、頚部筋群への直接的・局所的な治療効果に加えて、頚部筋群の緊張や攣縮の緩和が 間接的に不定愁訴を改善させるという全身的なメカニズムの存在を示唆するものと言えます。

【今後の展望】

 本研究は、頚部筋群の緊張や攣縮が、全身の不定愁訴に関与していることを示した世界初の知見であり、難治性むち打ち症の病態解明および原因療法開発の突破口となるものと考えます。 我々は、このメカニズムとして、頚部筋群の間を通って全身に分布している副交感神経の関与 の可能性を考えており、現在、更なる詳細な研究を行っています。

 また、全身の不定愁訴を訴えている患者さんは、むち打ち症だけには限りません。当センター による現在進行中の研究によって副交感神経の関与が明らかになれば、副交感神経標的薬剤であ るコリン作動薬およびムスカリン受容体刺激薬に頼る難治性むち打ち症患者のみならず、全身の 不定愁訴患者を対象とした、世界に先駆けての大規模な産学連携による臨床開発研究を見据えて います。

もしかしたら自律神経?朝つらかったら首を疑う

みなさんは朝すっきりさわやかな気分で起きられますか?
時間的にはたっぷり寝たのに、だるくて、体が重くて、布団・ベッドから出られないことはないでしょうか?
体がふらついたり、吐き気があったり、おなかの調子が悪かったり、頭痛やドライアイのような症状はありませんか?

もしあるなら、それは自律神経が整っていないことが原因の可能性が非常に高いのです。近年ではスマホの使いすぎによってスマホ首(首こり)になる方も増加しています。こうした症状は、上を向いたり横を向いたり、首を回したりを日に何度もゆっくりと繰り返すことで軽くなったり治ったりすることがあります。

というのは、こうした人の首はこりすぎて筋肉が硬くなり、変性が起き、筋肉の中やその近くを通る末梢神経の中の自律神経を圧迫している可能性があるからです。

現代人は首を想像以上に酷使しています。肩はいくらこっても神経症状を出しません。しかし首の場合、首の筋肉異常で副交感神経失調を起こし、全身に不調の症状を出すということを、当時むち打ちの研究をしていた松井孝嘉医師が1978年に発見し、2005年にその治療方法を完成させました。実はむち打ち症の患者さんも全身に不調の症状を出すという共通点があったからです。

これが「頚性神経筋症候群」つまり「首こり病」です。

それまでは首こりが神経の異常を引き起こし、頭痛はじめ全身にさまざまな症状を出すことは知られていませんでした。この症状は、病院を受診してもレントゲンなどの検査には異常は見られません。

首を酷使しない。首のこりをほぐす。そして首の後ろを冷やさず、温める。これが最大の予防になります。首のこりをほぐす際にはくれぐれも力を入れず、ゆっくりとやさしく、首の後ろの筋肉がゆるむように回しましょう。

そして後頭部で手指を組んで、頭の重さを支えるようにしてゆっくりと頭を後ろに倒す「ネックリラクゼーション」を15分に一回を目安にやってみてください。

首こりを解消できれば原因不明の体調不良「不定愁訴」にもなりにくく、医者いらずへの近道です。

■ 自律神経の機能を検査する 自律神経ドックを開始しました。