今回は問診と症状との関係性についてのお話、その2となります。
問診表は、患者さんの訴える症状が、首疲労からきているものなのかどうかを見極めるためのものです。首こり病(自律神経異常)の問診表には30項目あるのですが、それぞれの項目について、前回に引き続いてご説明させていただきます。1回目では問診表の1~3まで解説させていただきました。
2回目の今回は、問診表の4から解説させていただきます。問診表の項目については前回の記事、あるいは東京脳神経センターの問診表をご覧ください。 それでは、問診表の症状チェックポイント解説その2に入りたいと思います。... 続きを読む
うつ、慢性疲労、パニック障害、更年期障害(難治性)は、自律神経を疑ってみる。
(スマホ首病が日本を滅ぼすより抜粋/一部修正)
現在、数多くの方が、原因不明の体調不良で苦しんでいます。
慢性的に疲れていたり、朝からだるく、病院に行っても原因不明。
首、肩、背中が痛くて整形外科に行っても異常なし。
船に乗っているようにフワフワするので耳鼻科に行っても異常なし。
吐き気、胃部不快感で内科に行き内視鏡検査でも異常なし。
動悸に悩み心臓や循環器系の病院を受診したが異常なし。
このように体の不調を感じて病院にかかっても、その原因が特定できないことがとても多いのが現状です。こうした、さまざまな自覚症状があるのに、検査をしても原因が判明しない症状のことを“不定愁訴(ふていしゅうそ)”と呼び、首こり病の典型的な症状です。
首こり病(自律神経異常)の問診表からもわかるように、症状が多く、少なくとも10以上の診療科科目にわたります。ひとつの科目では対応できないため、さまざまな病院を巡ることになってしまいます。何十か所もの医療機関を受診したという患者さんもいるほどです。 ... 続きを読む
首こり病で自律神経失調となった患者さんは 誰も理解してくれない原因不明の体調不良に苦しみます。
【『スマホ首病が日本を滅ぼす』より抜粋】
日本語には「肩に重圧がのしかかる」とか「重荷を背負う」という言葉があります。昔から、重荷に打ち勝とうと熱心に仕事をしていると、いつしか前かがみになり、猫背になって耐えしのごうとしてきました。
それは現代のパソコンを使った社会でも同じかもしれません。集中して仕事に打ち込めば打ち込むほど、頭が前方へとせり出し、背中は丸まり、少しうつむきながらの姿勢になっていきます。この時、肩や背中より、もっと重荷がのしかかっているのが首なのです。
首こり病にかかった時、病院などでは一般的にどのように対処しているのでしょうか。Aさん(30代半ばの女性)の発言を例に具体的に見てみましょう。
「内科、脳神経外科、整形外科、耳鼻科・・・いろいろな病院を回りました。結局、最後は心療内科に行かされました。心の病気、うつ病という診断でした」 ... 続きを読む
首こりが消えれば不調が消える。 首こりを治せば、間違いなく人生が変わる。
今回は・・・首こりと、パニック障害やうつ、慢性疲労など、深刻な自律神経失調症との関係について触れた『スマホ首病が日本を滅ぼす(ワニブックス)』から、その一部をご紹介します
自律神経とは、意識とは関係なく、生物が生きていくためのさまざまなからだの働きを自動制御するシステムです。「交感神経」と「副交感神経」をアクセルとブレーキのようにバランス良く使って、人間のからだの調子を整えています。
首は、脳と全身とをつなぐ通り道・・・しかも、とても細くて弱いパイプラインです。この細いパイプラインに、背骨、気道、食道、血管、自律神経を含む神経系などがきちっと収まって通っています。ところが、首の筋肉がこってしまうと、神経の働きに影響が出てしまうのです。
それはなぜか?... 続きを読む
大阪の朝日カルチャーセンター開催した、首こりにより発症する「自律神経失調と頭痛」のセミナーは、おかげさまで大好評でした。
8月25日(日)、13時より朝日カルチャーセンター中之島で首こりにより発症する「自律神経失調と頭痛」のセミナーを開催させていただきました。
おかげさまで当日は50名近い参加者の皆様で会場が満席となり、大盛況でした。
自律神経とは何か、自律神経はどのような働きをし、不調になるとどのような症状になるのか・・・... 続きを読む
首こり病の原点である著書を充実化させた「スマホ首病が日本を滅ぼす」ご紹介
タイトルは「スマホ首病」となっていますが、世の数々の首こり関連書籍の原点ともいえる「首を治せば病気が消える」の内容を、最新の情報を追加するなどして充実化させたのが、この「スマホ首病が日本を滅ぼす(ワニブックス)」です。... 続きを読む
原因不明の体調不良、自律神経が原因かもしれません。
頭痛、めまい、自律神経失調症、うつ状態、パニック障害、ムチウチ、慢性疲労、胃腸不良、難治性の更年期障害・・・こんな不調に悩んでいませんか?長年、自律神経失調の治療に携わってきた松井孝嘉先生は、こうした不調の原因が「首(自律神経)」にあることを、著書や研究論文などで発信し続けています。その知られざるメカニズムと、みるみるカラダがよみがえる治療法&予防法の一部を、その著書よりかいつまんでご紹介します。... 続きを読む
原因不明の数々の体調不良の治療に関する研究論文が イギリスの医療・学術ジャーナル「BMC Musculoskeletal Disorders」 に掲載されました
東京脳神経センター(理事長・松井孝嘉)の研究チームが複数の不定愁訴を伴う難治性むち打ち症の入院患者を対象に独自に開発した頚部筋群への物理療法を行なった結果、退院時には殆どの全身の不定症状が80%以上の回復率を示しました。... 続きを読む
もしかしたら自律神経?朝つらかったら首を疑う
みなさんは朝すっきりさわやかな気分で起きられますか?
時間的にはたっぷり寝たのに、だるくて、体が重くて、布団・ベッドから出られないことはないでしょうか?
体がふらついたり、吐き気があったり、おなかの調子が悪かったり、頭痛やドライアイのような症状はありませんか?... 続きを読む