トラブルで命に直結するのが心臓と脳。現在、日本人の死因1位が「がん(約36万人)」ですが、2位の「心疾患(約20万人)」、4位の「脳血管疾患(約12万人)」の合計が約32万人でがんの死因とほぼ同水準となっています。
そして驚くことに患者数ではがんよりも心疾患・脳血管疾患は圧倒的に多く、その数は約2倍(下記)でますます増加の一途をたどっています。... 続きを読む
MRI、MRAって何ですか? 脳ドックの検査項目についての基礎知識
死亡原因の3位とされる脳卒中(脳血管疾患)ですが、その脳卒中のリスクを調べる検査として脳ドックがあります。脳ドックで実施する検査にはMRI検査とMRA検査があります。この2つの検査は、それぞれどのようなものかご存知でしょうか?... 続きを読む
脳卒中の分類と症状
■脳卒中の種類
脳卒中は大きく分けると次の2つに分けられます。
1:脳の血管が詰まってしまう“脳梗塞”
2:脳の血管が切れて出血する“脳出血”
1の「脳梗塞」には動脈硬化が原因の「脳血栓症」と、心臓(不整脈) が原因の「心原性脳塞栓症」、「頸動脈狭窄による脳梗塞」があります。
2の「脳出血」は動脈硬化と深く関わり、主に高血圧が原因の「脳内出血」と、動脈瘤が原因の「くも膜下出血」があります。 ... 続きを読む
脳卒中5つの症状を知っておきましょう
トラブルで命に直結するのが心臓と脳。現在、日本人の死因第3位が脳卒中です。CTスキャナーが普及した現在でも発症すると多大な後遺症を残すことも少なくありません。ご存知のように、多くの芸能人も脳卒中を発症し、その後遺症のリハビリに取り組む姿がメディアで取り上げられることも度々です。
日常生活の活動や生活の質(QOL)を阻害する最大の要因の脳卒中は「寝たきり状態」の大きな要因でもあります。 脳卒中だけが原因ではありませんが、欧米各国と比較すると日本だけの現象が「寝たきり老人大国」。実際、寝たきり患者数は増え続け、2017年時点では約200万人。このままいくと2025年には300万人に達するとも言われています。
寝たきりにならないためにも重要なことのひとつが「脳卒中の予防」と言えるでしょう。... 続きを読む