自律神経というのは、身体の多くの働きをコントロールしています。具体的には、自分の意思にかかわりなく臓器や器官を動かす神経で、たとえば脈拍や血圧、呼吸や消化、体温調節など「生命維持」のために必要な機能を調節しています。
この自律神経が乱れると、以下のような諸症状に悩まされることになりますし、美容や仕事にも差し支えることになります。
たとえば美容面ですと、胃腸機能が十分に働かないと消化吸収が阻害されるうえ、栄養を運ぶ血流も滞ることになり、肌(細胞)の生まれ変わり(ターンオーバー)に必要な材料が十分に運ばれません。そのため肌のみならず髪の美しさが損なわれることになります。 ... 続きを読む
最新の脳ドック・・・わずか5ccの採血で脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを見抜くオプション検査LOX-index
トラブルで命に直結するのが心臓と脳。現在、日本人の死因1位が「がん(約36万人)」ですが、2位の「心疾患(約20万人)」、4位の「脳血管疾患(約12万人)」の合計が約32万人でがんの死因とほぼ同水準となっています。
そして驚くことに患者数ではがんよりも心疾患・脳血管疾患は圧倒的に多く、その数は約2倍(下記)でますます増加の一途をたどっています。... 続きを読む
その症状、ほんとうに認知症ですか?
記憶できない。すぐに忘れてしまう。考えられない。判断できない・・・
ここ最近増えているのがニセの認知症です。30代~50代の働き盛りの人が上記のような、まるで認知症のような症状を抱え東京脳神経センターに駆け込むケースが増加。特に外資系など“できる”エリートビジネスマンに多く見られる傾向があります。... 続きを読む
MRI、MRAって何ですか? 脳ドックの検査項目についての基礎知識
死亡原因の3位とされる脳卒中(脳血管疾患)ですが、その脳卒中のリスクを調べる検査として脳ドックがあります。脳ドックで実施する検査にはMRI検査とMRA検査があります。この2つの検査は、それぞれどのようなものかご存知でしょうか?... 続きを読む
増加する「オーバーフロー認知症」の記事が サンデー毎日(2019年5月17日号)に掲載されました。
最近、スマホ認知症や若年性認知症などがメディアで取り上げられる機会が増えています。その正体は脳のオーバーフローにあることを突き止めた天野医師の取材記事がサンデー毎日に掲載されました。... 続きを読む
脳ドック、頸ドックの取材動画が公開されました
脳ドックの検索サイト「E-PARK」さんに取材いただいた脳ドックと頸ドックの動画がYouTubeに公開されました。
取材動画では、脳ドックだけでなく、原因不明の体調不良を発症させる首こり病(自律神経失調)を検査できる「頚ドック」についても北條医師が説明しています。
東京脳神経センターではどういうところを重要視して検査をしているのか、検査の後患者さんにどのようなアドバイスを心がけているのかを、脳神経外科医の北條医師と放射線科の柳さんがお答えいたしました。... 続きを読む
脳卒中から命を守る合い言葉「FAST(ファスト)」
大切なことですので繰り返しになりますが、脳卒中の治療は一刻を争います。顔や腕が麻痺している、しゃべりにくい、ろれつが回らないといった症状が現れたら、まず発症時刻を確認して、迷わず救急車を呼びましょう。... 続きを読む
脳卒中になりやすい人
一般的に50 歳以上の方の場合、いつ脳卒中を起こしてもおかしくなく、10 歳年を取るごとにリスクが約2倍ずつ増加し、さらに家系内に脳卒中を発症された方がいた場合、脳卒中リスクはさらに約2 倍増加します。
脳卒中と最も深い関係にあるのが高血圧。コレステロール値や血糖値が高い方、不整脈のある方も脳卒中になりやすい傾向です。さらに脳卒中と深く関わる生活習慣としては喫煙や飲酒があります。喫煙者の場合、脳卒中の発症率は約 2 倍に増加。飲酒も1合半(一日)を超えると発症率は増加します。... 続きを読む
脳卒中の分類と症状
■脳卒中の種類
脳卒中は大きく分けると次の2つに分けられます。
1:脳の血管が詰まってしまう“脳梗塞”
2:脳の血管が切れて出血する“脳出血”
1の「脳梗塞」には動脈硬化が原因の「脳血栓症」と、心臓(不整脈) が原因の「心原性脳塞栓症」、「頸動脈狭窄による脳梗塞」があります。
2の「脳出血」は動脈硬化と深く関わり、主に高血圧が原因の「脳内出血」と、動脈瘤が原因の「くも膜下出血」があります。 ... 続きを読む
脳卒中5つの症状を知っておきましょう
トラブルで命に直結するのが心臓と脳。現在、日本人の死因第3位が脳卒中です。CTスキャナーが普及した現在でも発症すると多大な後遺症を残すことも少なくありません。ご存知のように、多くの芸能人も脳卒中を発症し、その後遺症のリハビリに取り組む姿がメディアで取り上げられることも度々です。
日常生活の活動や生活の質(QOL)を阻害する最大の要因の脳卒中は「寝たきり状態」の大きな要因でもあります。 脳卒中だけが原因ではありませんが、欧米各国と比較すると日本だけの現象が「寝たきり老人大国」。実際、寝たきり患者数は増え続け、2017年時点では約200万人。このままいくと2025年には300万人に達するとも言われています。
寝たきりにならないためにも重要なことのひとつが「脳卒中の予防」と言えるでしょう。... 続きを読む