首こり病の原点である著書を充実化させた「スマホ首病が日本を滅ぼす」ご紹介

タイトルは「スマホ首病」となっていますが、世の数々の首こり関連書籍の原点ともいえる「首を治せば病気が消える」の内容を、最新の情報を追加するなどして充実化させたのが、この「スマホ首病が日本を滅ぼす(ワニブックス)」です。

首こり病の正式名称は、松井医師が学会発表した『頚性神経筋症候群(頚筋症)』。これは、首の筋肉の異常なコリにより12対ある脳神経のひとつ、迷走神経に影響することで、めまい、うつ、パニック障害、動悸、発汗、慢性疲労など、様々な原因不明の体調不良を発症します。

この「スマホ首」という言葉も松井医師が使い始めたもので、今やピップエレキバンはじめ、一般的にも使われ出しています。新書サイズで、とても読みやすいので、ぜひご一読いただければと思います。


【松井医師の言葉:著書より】スマホの爆発的な普及により、今までは考えられなかった奇異な社会現象が起きています。そのメカニズムと被害の実態について、日々多くの患者さんの首を診察するドクターとして警告を発します。あなたのからだと心を壊す“スマホ首”に警鐘を鳴らすのが本書の重要な目的のひとつです。

ダヴィンチ書評

■書籍はこちら 『スマホ首病が日本を滅ぼす』

その症状、ほんとうに認知症ですか?

記憶できない。すぐに忘れてしまう。考えられない。判断できない・・・
ここ最近増えているのがニセの認知症です。30代~50代の働き盛りの人が上記のような、まるで認知症のような症状を抱え東京脳神経センターに駆け込むケースが増加。特に外資系など“できる”エリートビジネスマンに多く見られる傾向があります。

発症すると物忘れ、記憶できない、考えられないなど、認知症同様の症状により仕事の遂行に大きな支障をきたします。

これまでに認知症の患者さんを5千人以上診療してきた天野医師(脳神経外科)は、若年性認知症(MCI)と診断されることも多いこれらの症状のほとんどは「認知症ではない」と診断しています。

事実、MMSE/長谷川式テスト(認知機能の障害検査)や画像診断そして脳波検査でも、認知症は認められません。では、何がこの認知機能低下の原因なのか。それについて天野医師は、ニセ認知症の大きな原因として「情報過多」を指摘しています。

これまでのコミュニケーションと比べ、パソコン、インターネット、タブレット、そして体の一部となっているスマートフォンなど、年々情報量が増加して、まさに「情報の洪水」の渦中にさらされているのが現代社会。

この状況を天野医師は「情報過多社会」と呼び、それによって起きるさまざまな弊害を「情報過多シンドローム」と呼んでいます。この情報過多シンドロームの最たるものが、認知機能障害と同様の症状を引き起こす「情報過多認知症(オーバーフロー認知症/情報過多うつ)」です。

ところで70年代にアルビン・トフラーがその著書「未来の衝撃」で警告していたのが、まさにこの「情報の洪水」でした。増え続ける情報によって、社会が正常に機能しなくなることへの警鐘でした。トフラーが予言した「情報の洪水」は、いま“情報過多シンドローム”となって人の脳を蝕み、ニセの認知症状「オーバーフロー認知症/情報過多うつ」が始まっているのです。

脳の情報過多は、膨大な情報のインプットだけでなく、“不満・不快・不安”といった要素も大きな要因となります。“不満、不快、不安”感情は常に脳内を巡り続け、脳機能のオーバーフローに拍車をかけてしまいます。

まずは、不満・不安・不快から遠ざかること、それらが脳裏に浮かんで来たらそのまま考え続けず「ストップ!」と心で言って注意を逸らす。さらに、芸術、自然、スポーツに親しむことで、脳を空にすることができます。

では、情報で溢れた脳から情報を抜くにはどうすればいいのか。

もしも物忘れが増えた(またはうつ症状がある)ら、ぜひ、楽器演奏、コンサートや音楽鑑賞、美術館巡り、体を動かすことなどを毎日の生活に取り入れてみてください。

これは情報過多シンドロームに関する余談を3例ご紹介します。

1:買い物の際に商品が多すぎると売れない「選択疲れ」
95年にコロンビア大学により行われた研究。24種類のジャムと6種類のジャムで購買行動を調査。24種類では購入者の割合は3%。6種類のジャムでは30%の客が購入。24種類を前にした客は、研究者が「選択マヒ」と呼ぶ状態に陥った。ここから「選択肢の過多」理論が生まれた。※しかし少なすぎるのも逆効果となる。

2:裁判での判決で、午後の方が好意的な判決が少なくなる「決断疲れ」
裁判官は、午前中に比べると午後の方が好意的な判決が少なくなることが明らかになっている。これは判決を出す回数が増えるごとに、決断疲れが溜まっていき判断力が鈍ってくるのが原因だとされている。

3:決断疲れを避けるための選択こぼれ話:ファッションを統一し、決断疲れを遠ざけた有名人スティーブジョブス、アインシュタイン、オバマ元大統領、マーク・ザッカーバーグほか。

・アインシュタイン:毎朝何を着るかを決めるのは時間の無駄だと考え、同じスーツを複数購入
・マーク・ザッカーバーグ:社会への貢献に関係しない決断はできるだけ下さないようにしているとして、常にグレーのTシャツ、黒のパーカー、ジーンズを着用
・オバマ元大統領:私は常にグレーか青色のスーツを着用することで決断の数を減らしている。何を着るか決める余裕はないし、他に決断しなくてはならないことが山のようにあるから
・ステーブ・ジョブス:服装を決めるという「決断疲れ」を避けるため、ファッションは黒のタートルネックにジーンズ、足下はスニーカーというスタイルを貫いていた

日常生活で「物忘れが増えたかな?」と思ったら、この情報過多シンドロームを思い出してみてください。もしも心配なようでしたら、物忘れ外来あるいは脳ドックの際にオプションで認知症検査をおすすめします。

※関連記事:オーバーフロー認知症

早期認知症・てんかん外来で定評ある天野惠市医師が水曜日も診察します。


脳神経外科医の天野医師は、これまで脳の血管障害、脳腫瘍や血管奇形といった脳・神経に関するあらゆる病気の診断・治療経験を豊富に持ち、脳の疾病の診断と治療で日本でも有数の実績を持つドクターです。

現在、天野医師は毎週木曜日に東京脳神経センターで、てんかん、早期認知症はじめ脳梗塞・脳動脈瘤の診断、そして首こりによる自律神経失調まで診察しており、リピーターや口コミでの診察希望者が多く、なかなか予約をとることがしにくい状況が続いていました。

■天野医師プロフィール

患者さんからの希望も多かったため、今月4月から水曜日も診察日となりました。

頭痛、めまい、首こり、物忘れ、意欲低下など、気になる症状がありましたらお気軽にお電話ください。

さて余談ですが、最近増えているのが30代~50代の働き盛りの方が「認知症ではないか?」ということでの受診です。そしてそのほとんどが、脳MRIでも、早期認知症検査(MMS検査)、早期アルツハイマー検査(VSRAD検査)でも問題がないというもの。

天野医師は若年性認知症と診断されるこれらの多くは、実は『ニセ認知症』であると診断し、改善させています。この状態は、巷で言われ始めた“軽度認知障害(MCI)”ではなく「オーバーフロー脳(オーバーフロー認知症)」と呼び、認知症とは区別しています。

これは、過度のストレスによる情報の脳内ループやスマホ、タブレットの普及による常時情報インプット状態により脳が情報で溢れかえり、記憶したり考えたりができなくなり、ボーっとしたような、まるで認知症のような状態になってしまうことを指しています。

最近よく耳にする「スマホ認知症」も「オーバーフロー脳」の一症状です。

2019年2月19日(火) にNHK「クローズアップ現代」で「“スマホ脳過労” 記憶力や意欲が低下!?」が放送されましたが、この中で天野医師もコメントしています。

さらには脳機能の活性化にバラの香りが有効である、ということも研究し、書籍「ボケたくなければバラの香りをかぎなさい」をワニブックスより発刊しています。また、日本フレグランス協会主催のスペシャルセミナー「香りの脳内伝導・香りと脳内環境」~脳科学者、天野惠市氏の香水による脳トレ~も好評でした。

経験豊富で個性豊かな天野惠市医師の診察日は水曜日・木曜日の午後となっています。

【天野惠市医師 近著】

長生きする読書術

ボケたくなければバラの香りをかぎなさい」