新連載! むち打ち症、自律神経失調症、起立性調節障害と頸の筋肉との関係を解明する!

第1回:むち打ち症、自律神経失調症、起立性調節障害と頸の筋肉との関係

<解説>

自律神経失調症とはね、昔から、不眠、朝起きられない、元気がでない、頭痛がする、めまいがする、胃の調子が悪い、吐き気、などのいわゆる不定愁訴で、内科や耳鼻科、脳外科などを受診して、血液検査や、脳のCT検査などあらゆるいろいろ検査をしても、なにも異常がみつからない人に対してつけていた病名というか状態のことだよ。症状が悪化すると、うつっぽさもでてくるので、心療内科や精神科を受診して、最終的には、うつ病という病名がつけられて、睡眠薬や精神安定剤などが処方されることも多いんだ。昔から、追突事故などの後、2-3週間してに出てくる各種症状(頸の筋肉の痛み、頭痛、吐き気、その他)のことをむち打ち症後遺症といって、従来から言われている、自律神経失調症の症状と大変似ているので、なにか頸の筋肉の障害と関係があるのではないかと考えた人がいるんだ。... 続きを読む

“首こり”が、 どのように自律神経失調症に影響するのか?

首は神経のスクランブル交差点

首の筋肉の異常が、どのようなメカニズムで自律神経に影響を与えているのかは解明されておらず、いまのところ推測の域を出ません。ただ、はっきりしているのは、首の筋肉のコリ(首こり)を解消すると、自律神経失調症の諸症状が治癒するという現実です。

このことに関しては、原因不明の体調不良『不定愁訴』で入院した患者さん1,863名に対し、頚部筋群への局所療法を行なった結果、退院時には不定愁訴28症状が50%以上の回復率を示しました(下記グラフ参照)。
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自律神経失調症と首こり(首の筋肉)

自律神経失調症は治療の決め手がない?

相反する作用を持つ交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、自律神経が変調をきたすと、動悸、めまい、息切れ、手足の冷え、全身倦怠感、頭痛、頭重、肩こり、不眠、イライラ感など、さまざまな症状が現れてきます。

通常の検査をしても、体にはこれといった異常は見当たらない。このような状態を、ひとまず「自律神経失調症」と呼んでいるわけです。

自律神経のはたらきを司っている中枢は、脳の視床下部ということろにあります。この部位には、不安、恐怖、怒り、快・不快などの情動の中枢もあるため、自律神経は感情の影響を受けやすいのです。 ... 続きを読む

自律神経失調症とはどのような病気なのですか?

自律神経で体の自動調節が保たれています。

私たちの神経系は、大きく中枢神経系と末梢神経系とに分けられます。
中枢神経は、脳と脊椎から成り立っていて、脳は頭蓋骨に納まり、脊椎は脳から垂れ下がるような形で頚椎の中を通っています。

末梢神経は脳や脊椎に発し体の各部に及んでいる神経で、大きく分けると、体性神経と自律神経の2種類があります。

体性神経はおもに筋肉や骨格に分布し、体の各部の運動機能や感覚機能をつかさどっています。例えば手足を動かす、話をする、食事をするといった筋肉や骨を動かすときや、痛みや、冷・熱感などを脳に伝えるときに働きます。別名「動物神経」とも呼ばれている神経です。

一方、自律神経はおもに内臓や血管、分泌腺などに分布し、消化や呼吸、循環、代謝といった、生命を営んでいくうえで必要な生理機能を調節しており、自分の意思とは無関係に働く神経です。 ... 続きを読む

首こりと不定愁訴

動悸、めまい、多汗、不眠、下痢・便秘、ドライアイ・・・つらい症状があるのに、検査をしても異常なし、というケースは少なくありません。こうしたケースでは、検査で異常が認められないため、その症状を緩和する薬の処方だけということが多くなります。

上記のように原因がわからない体調不良を不定愁訴と呼びます。この不定愁訴は広辞苑と医学大辞典にも説明されていますのでご紹介します。

・広 辞 苑:明白な器質的疾患が見られないのに、さまざまな自覚症状を訴える状態。

・医学大事典:自覚症状が一定せず、その時どきによって変化する訴え。動悸、息苦しさ、発汗、頭重、不眠など多種多様であるが、自律神経系が関与する身体的な症状が中心である。幼児期から老年期に至る全ての年齢層にみられるが、初老期(女性では更年期)がいわゆる自律神経失調症にかかりやすいため、特定の病気がなくともしばしば認められる。

そもそも不定愁訴とはどのような状態なのでしょうか?またどういった症状が不定愁訴なのでしょうか?こうした基本的な疑問や、あまり知られていない問題に触れて行きたく思います。 ... 続きを読む

自律神経の機能を検査する 自律神経ドックを開始しました。


自律神経というのは、身体の多くの働きをコントロールしています。具体的には、自分の意思にかかわりなく臓器や器官を動かす神経で、たとえば脈拍や血圧、呼吸や消化、体温調節など「生命維持」のために必要な機能を調節しています。

この自律神経が乱れると、以下のような諸症状に悩まされることになりますし、美容や仕事にも差し支えることになります。

たとえば美容面ですと、胃腸機能が十分に働かないと消化吸収が阻害されるうえ、栄養を運ぶ血流も滞ることになり、肌(細胞)の生まれ変わり(ターンオーバー)に必要な材料が十分に運ばれません。そのため肌のみならず髪の美しさが損なわれることになります。 ... 続きを読む

首こりの問診表の中で、特に女性に多い症状―2  「ふらっとする、めまいがある。歩いていたり立っているとき、なんとなく不安定」

前の記事:女性に多い症状―1  「のぼせ、手足の冷え、しびれ」

■女性に多い症状2:「ふらっとする、めまいがある(問診表5番)。歩いていたり立っているとき、なんとなく不安定(問診表6番)」

頚筋症候群(首こり病)の患者さんは振り返ったり、頭の向きを変えようとしたときや、横になっていた姿勢から起き上がろうとしたときなどに「ふらっとする」と訴えるケースが多く見られます。

また、
「いつも船に乗っているようにフラフラする」
雲の上にいるようなフワフワ感がある
「地面が揺れているように感じる」
など、表現は違いますが、めまいや、ふらつきを感じている人が少なくありません。

なかには
「天井がぐるぐる回るように感じる」
「奈落の底に引っ張られていくようだ」
と訴える人もいます。 ... 続きを読む

原因不明の体調不良を引き起こす「首こり」という病気は なぜ理解されにくいのか。

以前の記事「多くの人が悩む原因不明の体調不良、それが不定愁訴」で簡単に触れましたが、今回は多くの方が長年にわたって悩んでいる不定愁訴についてです。

原因不明の病気
首が原因の頭痛、めまい、慢性疲労、うつ、イライラ、動悸、不眠・・・・これらは一般的に不定愁訴(ふていしゅうそ)と言われ、病院で診てもらっても「原因不明」とされ、内科などで症状を必死に訴えても、根治的な治療をしてもらえないことが多くあります。

また、病気の苦しさ自体を周囲の人に理解してもらいにくいのも、この病気のつらいところです。周囲からは「怠け病」「仮病」「精神がたるんでいるからだ」などと言われます。

ある患者さんの場合、最初は内科でした。そこでは更年期障害と診断されましたが、軽快することはありませんでした。次は整形外科、その次は耳鼻科へ行き、最後に助けを求めたのが心療内科でした。 ... 続きを読む

首こり・自律神経失調症よりも危険なケース

今回は、首こり・自律神経失調症と同じような症状についてです。

つい先日の事です。慢性疲労、ふらつき、頭痛、痺れなどの症状を伴う患者さんが「自律神経失調・首こりでは・・・」と来院されました。

ところがその方は、MRIの画像診断の結果、脳腫瘍が発見されたのです。このため、担当した脳神経外科医によって次の処置のための手続きが、すぐにその場で手配されました。

ご本人は、首こり病・自律神経失調と思っていたところが脳腫瘍という結果に、20代前半のその方は深刻な表情で医師からの説明を聞いていました。

視覚の異常、頭痛、ふらつきは、首こりだけでなく、脳腫瘍や脳梗塞、脳出血などでも起こります。この方のように、なんだかおかしい・・・もしかしたら首こり・自律神経異常では?・・・そう感じて東京脳神経センターを診察された方で、検査の結果、首こりではない“脳の病気を早期発見”できた、というケースは少なくありません。 ... 続きを読む

<首こり(首こり病)のおもな症状とは> “首こり”から頭痛、めまい、うつ、自律神経失調症が発症する。

【首こりから不定愁訴へ】
首の筋肉を酷使したり、首にムチウチなどの外傷を受けたりすると、首こりが発生します。

この首こりが、首の中にある神経や血管に悪影響を与えるため、頭痛、めまい、うつ、自律神経失調などの症状が出やすくなります。

自律神経の調子が悪くなると、安静にしていても動悸がしたり、血圧が不安定になったりします。微熱、胃腸障害、ドライアイなども起こります。

また体中がだるくなる、吐き気をもよおす、汗が異常に出る、なんとなく目が見えずらくなる、瞳孔が大きくなって明るいところでも瞳孔が綴じなくなる(まぶしい)、天気が悪くなりはじめると体全体が不調になる、手足が冷え、頭がのぼせて顔が熱くなる、胸が痛くなったり圧迫されたようになる・・・などの症状があらわれます。 ... 続きを読む