■脳卒中の種類
脳卒中は大きく分けると次の2つに分けられます。
1:脳の血管が詰まってしまう“脳梗塞”
2:脳の血管が切れて出血する“脳出血”
1の「脳梗塞」には動脈硬化が原因の「脳血栓症」と、心臓(不整脈) が原因の「心原性脳塞栓症」、「頸動脈狭窄による脳梗塞」があります。
2の「脳出血」は動脈硬化と深く関わり、主に高血圧が原因の「脳内出血」と、動脈瘤が原因の「くも膜下出血」があります。
・脳の血管の詰まり
動脈硬化により脳の血管が閉塞して生じる「脳血栓」は朝方の発症が多く「朝起きたら片方の手足の動きが悪い・しびれる」「朝起きたら呂律がまわらない」というケースが多く見られます。また心臓の不整脈などが原因で発症する「心原性脳塞栓」「頚動脈狭窄による脳梗塞」は「仕事中に突然手足が動かなくなった」など脳卒中(ブレインアタック)5つの症状が日中に突然発症するケースが多く見られます。
・脳の血管の出血
くも膜下出血は、激しい頭痛を伴うことが特徴です。
「おかしいな」と思ったら、すぐにかかりつけの先生に御相談いただいたり、病院を受診して一刻も早い治療開始が重要です。
前回の記事「脳卒中(ブレインアタック)5つの症状」に該当する場合は、躊躇せずに一刻も早く病院を受診することをおすすめします。30歳を過ぎたら日頃より脳ドックを受診するなどして脳の自己管理に努めることが大切です。
<オプション充実の脳ドック>
脳卒中を予防するために、2~3年に1回、脳の健康診断『脳ドック』をおすすめします。東大医学部出身の脳・神経・病理/腫瘍のエキスパートが集結。脳・神経の疾病リスク検出から、がん、脳梗塞、心筋梗塞リスクまでカバーできます。脳の自己管理でQOLを手に入れましょう。