<首こり(首こり病)のおもな症状とは> “首こり”から頭痛、めまい、うつ、自律神経失調症が発症する。

【首こりから不定愁訴へ】
首の筋肉を酷使したり、首にムチウチなどの外傷を受けたりすると、首こりが発生します。

この首こりが、首の中にある神経や血管に悪影響を与えるため、頭痛、めまい、うつ、自律神経失調などの症状が出やすくなります。

自律神経の調子が悪くなると、安静にしていても動悸がしたり、血圧が不安定になったりします。微熱、胃腸障害、ドライアイなども起こります。

また体中がだるくなる、吐き気をもよおす、汗が異常に出る、なんとなく目が見えずらくなる、瞳孔が大きくなって明るいところでも瞳孔が綴じなくなる(まぶしい)、天気が悪くなりはじめると体全体が不調になる、手足が冷え、頭がのぼせて顔が熱くなる、胸が痛くなったり圧迫されたようになる・・・などの症状があらわれます。

これらは、いわゆる「不定愁訴」と言われるもので、以前の“「首こり」症状のチェックポイント解説”記事でご紹介した問診表も、こうした首こり病特有の症状から組み立てています。

その問診表の項目が、首こりによってあらわれる主な症状と言ってもいいかもしれません。

この“首こり”がさらに悪くなると、首の筋肉の異常が原因の「頚性うつ」、「パニック症候群」、「慢性疲労(または慢性疲労症候群)」などの重い症状が出てくる場合があります。


【首の筋肉の異常を治すと・・・】

こうしたさまざまな症状の関連は、これまでの医学ではきちんと理解されていませんでした。

しかし、首の筋肉の異常を治すことで、多くの場合、これらの症状が消えるという臨床的な事実が明らかになりました。

ただし、このような症状は、すべて自律神経失調症、首こり病だとは限りません。下記のような危険なケースもありますので注意が必要です。
■首こり・自律神経失調症よりも危険なケース

その最新の研究結果として、以前にもご紹介しましたが東京脳神経センターの研究チームによる研究論文(英文)が2019年6月にイギリスの学術ジャーナルBMC Musculoskeletal Disordersに受理・掲載されていますので、もしお時間がございましたら翻訳サイトで日本語に変換してお読みいただければと思います。
論文タイトル: Effect of intensive inpatient physical therapy on whole-body indefinite symptoms in patients with whiplash-associated disorders